単独行者(アラインゲンガー)新・加藤文太郎伝


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エンターテインメント ブック
開発者 Yama-Kei Publishers Co.,Ltd.
19.99 USD

山と溪谷社の本格山岳小説が、電子書籍になって登場しました。
電子書籍版では、特典として、『山と溪谷』誌(山と溪谷社刊行)掲載のルポを収録!


「ひとりで生きる」ということ――。
昭和初期に活躍した伝説の登山家・加藤文太郎の生涯を描く大作山岳小説。

案内人を連れての登山が一般的だった時代に、たったひとり、風雪吹きすさぶ北アルプスを駆け抜けた加藤文太郎。
しかし、彼は決して特別な存在ではありませんでした。自分の行為に悩み、行く先に悩む、普通の男だったのです。
そんな男が、なぜ単独で、なぜ苛烈な雪山を志向したのか。著者は彼の生い立ちを丁寧にたどり、その答えに迫ります。
『山と溪谷』誌2008年4月号~2009年12月号に好評連載された原稿に、大幅加筆訂正。
多くの資料を基に、史実に近い真実の加藤文太郎像が、山岳小説の名手・谷甲州氏によって、現代によみがえりました。

■著者プロフィール
谷甲州(たに・こうしゅう)
1951年兵庫県伊丹市生まれ。
1987年「火星鉄道一九」で星雲賞短編部門受賞、
1994年『終わりなき索敵』で星雲賞長編部門受賞。
1996年新田次郎文学賞を受賞した『白き嶺の男』は、
加藤文太郎をモデルにした本書の姉妹編ともいえる作品。
主な著作に「航空宇宙軍史シリーズ」「覇者の戦塵シリーズ」『パンドラ』『霊峰の門』『遥かなり神々の座』『神々の座を越えて』『遠き雪嶺』など多数。

■加藤文太郎プロフィール
加藤文太郎(かとう・ぶんたろう)
1905年、兵庫県浜坂町生まれ。1923年ごろから山歩きを始め、北アルプスや中国山地を舞台に多くの雪山単独登山を実践。
「生まれながらの単独登山者」と称される。1936年1月、風雪の槍ヶ岳北鎌尾根で遭難死。死後、遺稿集『単独行』が編まれる。
新田次郎氏の『孤高の人』は彼がモデル。

※本書は、株式会社山と溪谷社刊行の『単独行者(アラインゲンガー)新・加藤文太郎伝』(2010年9月発行)のiPad/iPhone版です。
『山と溪谷』誌2004年11月号、2009年3月号の一部抜粋を付録として収録しています。